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2013年05月07日

村上農園が豆苗を使った体験型食育プログラムを開発
野菜が苦手な小学生と親を対象に5月から実施

 株式会社村上農園(本社:広島市、代表取締役社長:村上清貴)は、豆苗(とうみょう)を使って野菜に対する苦手意識を克服する体験型の食育プログラム『豆苗で、やさいチャレンジプログラム』を開発しました。3月に終了したプレモニターの好結果を踏まえ、5月11日から第1期生モニタープログラムをスタートさせます。

 プログラムを考案したのは、豆苗に関する様々な検証活動を行う村上農園の社内プロジェクト「豆苗研究会」。豆苗は味にクセがなく、シャキシャキとした食感と甘さが子どもに好評であること、また調理や再生栽培が簡単であることなどから、野菜が苦手な子どもの苦手意識克服に最適な教材となる可能性に着目。食育に詳しい料理研究家の浜田陽子さんをアドバイザーに迎え、豆苗を食べたり育てたりする体験型の食育プログラムを開発しました。実施に先立って行った4組の家族によるプレモニターの結果、全体として「野菜苦手度」の顕著な改善がみられ、全家族から「子どもの野菜に対する意識が変わった」との評価を得ています。
 第1期生モニターは「野菜が苦手な小学生とその家族」20組を予定。5月11日に豆苗工場見学を兼ねたキックオフミーティングを行い、6月8日の終了ミーティングまでの約1ヵ月間、Facebookのグループ機能を利用して、モニター家族同士が体験をシェアし、励まし合いながら進めていきます。村上農園のスタッフと共に監修の浜田陽子さんもグループに加わり、モニターの疑問や悩みにリアルタイムでアドバイスを行う予定です。


▲プレモニター向けに設置した「Facebookグループ」ページ(左)、豆苗工場見学会(右上)と、工場見学会における豆苗収穫模擬体験の様子(右下)

体験型食育プログラム『豆苗で、やさいチャレンジプログラム』

【概 要】
野菜が苦手な小学生とその家族が、豆苗を食べたり育てたり調理したりといった体験を通じて野菜に親しむプログラムです。Facebookのグループ(非公開)機能を利用して、レポートや進捗管理を行います。キックオフと終了時には親子でミーティングに参加していただきますが、間の1ヵ月間は家庭での活動が中心となります。この間、村上農園スタッフや監修の浜田陽子さんもFacebookグループに加わり、モニターの疑問や悩みをリアルタイムでサポートします。

【プログラムの特長】
(1)豆苗を使った「食べる」「育てる」「調理する」「学ぶ」「体験する」の5つのステップに家族でチャレンジすることで、子どもの野菜に対する視点を変え、野菜への興味を引き出します。
(2)コーチングや心理学を応用したコミュニケーション法を家族に紹介。子どもが自発的に取り組むことで、苦手克服の達成感を得ることができます。
(3)山梨県北杜市にある国内最大の豆苗工場を見学します。ハイテク化された巨大な生産ラインに歓声を上げ、生産者の想いを聞き、収穫体験を行うことで、野菜への愛着が生まれます。
(4)Facebookグループで参加者同士が情報をシェアし刺激し合うことで連帯感が生まれ、高いモチベーションを保ち続けることができます。

【プレモニターの結果】
野菜が苦手な小学生5人とその家族が参加し、約1ヵ月プログラムを実践しました。
■野菜苦手度レベル

下記を指標に、参加前と参加後に保護者が子どもの野菜苦手度を評価。参加前は平均3.6だった野菜苦手度レベルが平均2.4に改善しました。

苦手度: 1――2――3――4――5――6
苦手度1:苦手な野菜が1?2種類あるが、食べるときもある
苦手度2:苦手な野菜が1?2種類あり、それはほとんど食べない
苦手度3:苦手な野菜が3種類以上あるが、食べるときもある
苦手度4:苦手な野菜が3種類以上あり、どれも食べない
苦手度5:野菜はほとんど苦手だが、食べるときもある
苦手度6:野菜はほとんど苦手で、まったく食べない。

■プレモニタープログラム参加者のコメント
◎【親】今までは見ただけで食べたくないと言っていた野菜を「少し食べてみようかな」といって食べることができました。
◎【親】野菜を率先して食べるようになった。
◎【親】自分で収穫して食べることがとても良かったようで、「生でも食べてみる!」と積極的になったことに驚いた。
◎【子】シャキシャキっとしていた。 甘さも辛さも苦さもない、みずみずしい味。自分で収穫したらおいしかった。(8歳・野菜苦手度4→3)
◎【子】簡単に育てられて美味しい。すぐ伸びてすごい。(11歳・野菜苦手度3→2)
◎【子】朝つんだ豆苗を目玉焼きと一緒にやきました。ひじきごはんの上に、がばっとのっけました。 何かとあえるよりも、そのままのほうがおいしく感じました。(10歳・野菜苦手度5→3)

<豆苗とは>

えんどう豆の若い葉と茎を食べる葉物野菜で、サラダや炒め物、おひたし、お鍋など幅広い料理に使うことができます。また、植物工場で生産することから天候に左右されず年中安定的な価格で購入出来る事に加え、一度食べた後に残った豆と根を水栽培すると再生する経済的な野菜として人気が高まっています。

■「村上農園の豆苗」がとくに子どもの野菜苦手克服教材として適している理由
○ 甘みがつよく、柔らかく、えぐみがない。生でも調理しても子供が食べやすい。
○ あく抜きなどの下処理がいらず火が通り安いため、子供でも調理しやすい。
○ 調理後に残る根と豆を使って、室内で約1週間で、再生栽培体験ができる。
○ 葉物のビタミンやミネラル、豆のタンパク質などの栄養をバランスよく含み、豆苗の栄養を知ることで、野菜を食べる意味を学ぶことができる。

<監修/浜田陽子さんプロフィール>
料理研究家・栄養士/(株)Studio coody代表取締役
「食育」「ダイエット」「乳幼児栄養」「生活習慣病」等を専門分野とし、'心と体に美味しいレシピ'を提案する。http://www.coody-t.com/

【会社概要】

設 立
1978年1月10日
代表者
村上清貴
売上高
40億3,000万円(2012年12月期)
事業内容
かいわれ大根、スプラウト、豆苗など発芽野菜の生産・販売
事業所
本社・研究開発部(広島)
生産センター(千葉、神奈川、静岡、山梨、三重、広島、福岡)
営業所(千葉、大阪、広島)
広報マーケティング室(東京)
関連会社
株式会社 沖縄村上農園(沖縄県大宜味村)
WEBサイト
http://www.murakamifarm.com