ここでは、世界中で行われているスーパースプラウトやスルフォラファンの最新の研究成果をお知らせしよう。
2002年5月、米国ジョンズ・ホプキンス医科大学とフランス国立科学研究センターの研究グループは、アメリカ国立科学アカデミーにおいて「ブロッコリーやスーパースプラウトに含まれるスルフォラファンにピロリ菌を殺す作用がある」と発表した。
「ピロリ菌」…ちょっと可愛らしい名前じゃが、胃の粘膜に棲みついて胃炎、消化性潰瘍、胃ガン発生の主要な危険因子として世界保健機構(WHO)も認定している世にも恐ろしい菌じゃ。しかも、40歳以上の日本人の実に80%以上がピロリ菌に感染しているというオドロキのデータもある。また、ピロリ菌の除菌は抗生物質を使えば可能じゃが、耐性菌も生まれやすく、また症状が現れてからでないと投薬もできない。だからクスリに頼らなくても除菌できる食品を見つけることが長年の課題じゃった。そして、今回米仏共同研究チームの実験でその除菌効果が確認されたのは、やはりスルフォラファンじゃ。
『TIME』誌(2004年5月10日号)に掲載されたので、既にご存知の方もたくさんおられるじゃろう…。ブロッコリースプラウトに関する画期的な実験成果が、カナダのサスカチュワン大学から発表されたのじゃ。それによると、高血圧の実験用マウスにブロッコリースプラウトを与えたところ、14週間後には血圧を下げ心臓の状態も改善されたというのじゃ。同大学によると、体内の抗酸化作用を間接的に活性化させる成分、すなわちスルフォラファンが、スプラウトに豊富に含まれていたことが要因とのこと。今回、ブロッコリースプラウトには解毒酵素を活性化するだけではなく、血圧や心臓にも有効という研究成果も発表され、さらに注目を集めることは必至じゃ。
2004年7月、米国ジョンズ・ホプキンス医科大学の研究グループはスルフォラファンが紫外線の害から眼を守る可能性があるとアメリカ国立科学アカデミー紀要に発表。そのメカニズムはこうじゃ。紫外線が活性酸素を作り、その活性酸素が眼の上皮細胞を傷つける。しかし、人間にはちゃんとそのダメージを防ぐ抗酸化酵素が備わっておるのじゃが、残念ながら加齢とともに低下してしまうのじゃ。その抗酸化酵素を高めてくれるのがスルフォラファンというわけじゃ。
