ここではスプラウトの持つ有効成分のなかでも特に注目されている「スルフォラファン」と「ビタミンB12」について掘り下げて学んでみよう!
早口言葉「スルフォラファン、スルフォラファン、スルフォラファン」…さあ、諸君、すらすら言えるようになったかな? あ、遊んでいる場合ではないの。失敬、失敬。
スルフォラファンとは、ブロッコリーに含まれるイオウ化合物がある種の酵素との化学反応によって生成される成分のこと。ピリッとする辛みの元となる成分じゃ。ブロッコリーが口に入り、噛み砕かれすりつぶされることによって、イオウ化合物がスルフォラファンに変わる。そのイオウ化合物というのが、ブロッコリーをはじめ、キャベツ、カリフラワー、かいわれ大根などのアブラナ科の野菜にだけ含まれるグルコシノレートという成分。中でもある種のグルコシノレートが変化してできるスルフォラファンに、体内にある解毒酵素を活性化させる働きがあるのじゃ。
ここで、ガンが生まれるメカニズムを説明して進ぜよう。まず、食物などに含まれる特定の化学物質が体内に入り、それが体内にある悪玉酵素によって発ガン物質に変わり、細胞の中の遺伝子を傷つける。それがガンの芽じゃ。しかし、発ガンを促す悪玉酵素がある一方で、私たちの身体を守ってくれる善玉酵素もある。それが、発ガン物質へと変化した物質を無毒化する「解毒酵素」じゃ。最近、日本でも「デトックス(解毒)」というキーワードが注目されておるようじゃが、まさにその中心にある「解毒酵素」の働きを飛躍的に高めるものが、スルフォラファンなのじゃ。
【図解】発ガン物質の解毒メカニズム(デトックス効果)
ここで重要なのは、この働きが解毒酵素の活性を高めるという「間接的」なものであることじゃ。また、スルフォラファンには強い抗酸化作用もある。抗酸化とは遺伝子を傷つける活性酸素を除去すること。この作用についても「抗酸化酵素」の活性を高めるという「間接的」な働きをする。だからより長い時間抗酸化作用が持続するのじゃ。